2023年支援者向けセミナー

難民の背景のある人も含む移住者(難民・移民)からの相談は、背景事情がわかりにくかったり、色々な課題が複雑に絡み合っているために、対応が難しいことが良くあります。当事者だけでなく、家族やコミュニティといった当事者を取り巻く環境について理解し、働きかけを行っていくことも欠かせません。

ISSJでは、2020年度より支援者向けセミナーを実施してきました。2023年度は、「当事者を理解すること」をベースに、それぞれの実践現場で活かせるような、ソーシャルワークとしての対人支援を学びます。

セミナーの狙い  

  1. ソーシャルワークとしての対人支援について理解する
  2. ソーシャルワーク的な支援を実践に活かせるようになる
  3. 多様な視点を持って当事者を理解し、支援できるようになる

受講対象者 

  • 移住者の支援に関わっている外国人相談員や民間団体、ボランティアの方々、又は、これから支援に携わりたいと考えている人
  • 職務としてソーシャルワーカー的な働きを担っている人、又は、ソーシャルワークの手法や役割に関心がある人

スケジュール 

録画視聴(1週間の視聴期限あり)のお申込みについて

本研修のライブ配信は全て終了いたしました。ご参加いただき誠にありがとうございました。

過去の録画視聴のお申込みは可能です。
通しチケットや各回のチケットをご購入いただきますと、録画視聴用URL(1週間視聴可能・期間の指定ができます)をお送りします。

録画視聴は、メールでのお申込み・銀行振込のみ受付しております。
ご希望の方は issj@issj.orgに件名に「移住者とソーシャルワーク 研修申し込み」として、お申込みご希望のチケットをお知らせください。参加費お振込み確認後、録画視聴のURLをお送りいたします。

第1回 12月2日(土) オンライン開催   
講義1
13:00-14:00
ソーシャルワーク概論-外国人支援に向けて講師 森恭子(日本女子大学教授)
講義2
14:10-15:10
移住女性と家族への支援講師 南野奈津子(東洋大学教授)
対談1
15:15-16:15
当事者との対話カディザ・べゴム氏(ロヒンギャ女性コミュニティーリーダー)
第2回 1月20日(土) オンライン開催
講義3 
13:00-14:30
難民化のプロセスとメンタルヘルス―多文化間メンタルヘルスの視点から講師 鵜川晃(大正大学教授)
講義4
14:45-16:15
相談援助とカウンセリング講師 南野奈津子(東洋大学教授)
第3回 1月27日(土) 
※対面で開催(東京都内を予定) 定員:20人
講義5
13:00-14:30
文化の多様性に関するソーシャルワークの実践原則 
※録画配信あり
講師 ヴィラーグ ヴィクトル(日本社会事業大学准教授)
演習1
14:45-16:15
移住者に対する社会の中の偏見とそれへの対応を考える講師 ヴィラーグ ヴィクトル(日本社会事業大学准教授)
第4回 2月17日(土)オンライン開催
講義6
13:00-14:00
移住者コミュニティの理解講師 ISSJプロジェクトコーディネーター近藤  
講義7
14:10-15:10
アセスメントと課題の整理講師 ISSJソーシャルワーカー石川
対談2
15:15-16:15
当事者との対話シャン カイ(ミャンマー難民2世)

事後視聴(録画配信)について

当日の参加の有無にかかわらず、(演習1)を除いて、翌火曜日10時から1週間に限り、録画配信をご覧いただけます。

なお、(対談1)及び(対談2)については、当事者の希望により一部カットして配信する場合があります。

参加費 

  • 通しチケット(演習あり):12,000円(学生 10,000円)
  • 通しチケット(演習なし):10,000円(学生 8,000円)
  • 各回のチケット:3,250円(学生 2,250円)

※学生でのお申し込みの方は、在学中の学校名を必ずご記入ください。
 学生証等での確認を求める場合があります。
※通しチケットをお申し込みの方に限り、ISSJソーシャルワーカーへの個別相談(無料)にもお申込みいただけます。
※本研修のライブ配信は全て終了しましたが、録画視聴(1週間)のお申込みは可能です。

お申込み 

本研修のライブ配信は全て終了しました。

録画視聴(1週間の視聴期限)のお申込みについて
録画視聴は、メールでのお申込み・銀行振込のみ受付しております。
ご希望の方は issj@issj.orgに件名を「移住者とソーシャルワーク 研修申し込み」として、お申込みご希望のチケットを、メールでお知らせください。銀行振込の情報をお送りいたします。

参加費お振込み確認後、録画視聴のURLをお送りいたします。

登壇者プロフィール

森 恭子氏(日本女子大学教授)

日本女子大学人間社会学部社会福祉学科教授。日本ソーシャルワーカー連盟国際委員。専門は、国際・多文化ソーシャルワーク論、コミュニティワーク論。とくに移民・難民への支援および共生社会の構築に関するソーシャルワークを研究。
埼玉県で外国人の子どもの学習支援教室を運営し、生活面の支援にも携わる。
近著に『いっしょに考える難民の支援』(編著、明石書店、2023年)、『国際ソーシャルワークを知る』(分担執筆、中央法規、2022)がある。

南野 奈津子氏(東洋大学教授)

東洋大学ライフデザイン学部生活支援学科教授。博士(社会福祉学)。研究テーマは児童家庭福祉、多文化ソーシャルワーク。日本社会福祉士会、日本国際社会事業団、NPO等で外国人支援業務や社会活動に従事。主な著書に『いっしょに考える外国人支援』(編著、明石書店、2020年)、『女性移住者の生活困難と多文化ソーシャルワーク』(単著、明石書店、2021年)、『地域で取り組む外国人の子育て支援』(編著、ぎょうせい、2022年)。

カディザ べゴム氏(ロヒンギャ女性コミュニティーリーダー)

2006年に難民として日本に来てから、青山学院大学で学び、その後、ユニクロで9年間働く。2023年に早稲田大学大学院を卒業後、シェアード・デジタル・センターでアシスタントスタッフとして勤務を開始。そのほか、2015年からは館林でロヒンギャの女性や子どもたちの支援活動にも力を入れており、2020年5月1日からは任意団体ハーモニー・シスターズ・ネットワークを立ち上げ、主に女性の自立支援を目指して活動している。

鵜川 晃氏(大正大学教授)

多文化間精神医学会 理事、現職は大正大学社会共生学部公共政策学科教授。専門は文化人類学、多文化間精神保健学であり、難民や移民の心身の健康問題や、異文化適応の課題、様々な生活様式の背景にある文化理解についての研究を行っています。最近ではベトナム人の妊娠・出産に見られる文化実践の変容、ベトナム人の性と生殖の健康と権利を守る心理教育のあり方について調査、報告を重ねています。

ヴィラーグ ヴィクトル氏(日本社会事業大学准教授)

ブダペスト出身、高校卒業後に来日。東京大学卒業、日本社会事業大学院修了(社会福祉学博士)。国際ソーシャルワーカー連盟アジア太平洋地域(IFSW-AP)会長補佐、アジア太平洋ソーシャルワーク教育連盟(APASWE)理事などを経験。現在、IFSW-AP財務担当、日本ソーシャルワーク学会理事、日本ソーシャルワーカー協会理事、日本社会福祉学会国際学術交流促進委員、日本ソーシャルワーカー連盟国際委員、日本社会福祉教育学会理事。
主な著書に、『多様性時代のソーシャルワーク』(単著、2018年、中央法規)、『介護・福祉の現場でともに学び、働くための外国人スタッフの理解』(単著、2021年、中央法規)、『国際ソーシャルワークを知る』(分単著、2022年、中央法規)、『Remaking Social Work for the New Global Era』(分担著、2022年、Springer)等々。

お問合せ 

社会福祉法人 日本国際社会事業団(ISSJ)
〒113-0034 東京都文京区湯島1-10-2 御茶ノ水K&Kビル3F
TEL:(03)5840-5711
E-mail:issj@issj.org

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